福岡県のおすすめグルメ情報 20選
福岡県の概要
福岡県は九州の北部に位置し、九州地方の中で最も人口が多い県です。中でも県庁所在地の福岡市は九州地方で最大の人口を擁しています。 また朝鮮半島やアジア大陸に近く、古くからアジアの玄関口としての顔を持っています。中国上海からは飛行機で1時間30分、韓国ソウルからは1時間10分という好アクセス。福岡空港、北九州空港からの交通の便も良く、韓国や中国、台湾や東南アジアからの観光客が増加しています。博多港、北九州港という貿易港を有しているため、商業交流も盛んにおこなわれています。 福岡県は古代から交易の歴史があります。弥生時代には稲作が日本で最初に伝来した地といわれています。漢の国王から日本にもたらされた金印が博多湾の志賀島から出土。また女王卑弥呼が統治していた邪馬台国がこの地に存在したという説があり、古くから豊かな文明が開けていたという痕跡が多く見られます。その他にも、福岡県には古墳や遺跡がたくさん。「神宿る島」といわれる宗像・沖ノ島は2017年に登録された世界遺産として注目を集めていますが、この宗像大社を守ってきた宗像氏は朝鮮半島と貿易を盛んに行ってきた一族です。
福岡県の観光
近代に入り福岡県が発展したのは炭鉱が多く存在したことから。筑豊地区の筑豊炭田、粕屋地区の糟屋炭田、大牟田地区の三池炭田は、明治から昭和の高度成長期に多くの石炭を採掘。日本各地から人々が集まり、大いににぎわいました。その後、北九州市には官営八幡製鐵所が作られて鉄鋼業や製造業が盛んになります。 これら三池炭鉱・八幡製鐵所関連資産は「明治日本の産業革命遺産」として2015年に登録されました。観光コースが整えられているので、産業遺産巡りをするのもよいでしょう。 また、無形文化遺産としては7月に行われる博多祇園山笠も必見です。700年以上続く櫛田神社の奉納神事で、10メートルを超える高さのきらびやかな飾り山笠が市内に立ち並びます。祭の最後には舁(ひ)き山笠を担いで男衆が町中を駆け巡ります。 もう一つの無形文化遺産「戸畑祇園大山笠」は7月に北九州で行われ、210年を超える歴史があります。昼は12本の幟を立て、夜はピラミッドのように提灯がつけられて提灯大山笠に変化して最高潮を迎えます。
福岡県のグルメ
福岡といえば博多が思い浮かぶ人も多いでしょう。博多エリアには那賀川沿いにある複合施設「キャナルシティ博多」が人気。中には運河が流れ、映画館やレストランなど、さまざまな店舗がそろっています。昼は噴水ショー、夜は映像と音響のエンターテインメント「キャナルアクアパノラマ」が楽しめます。 古い町並みが好きな方には北九州市の門司港レトロがおすすめ。ヨーロッパを思わせるような街並みで、海辺のレストランやカフェがおしゃれ。門司港名物の焼きカレーが味わえます。 シーサイドももち地区にある福岡タワーは8000枚にも及ぶハーフミラーガラスを使った外観が魅力です。 福岡市東区にある海の中道海浜公園は、4月には満開の桜を見ながらサイクリングが楽しめます。またマリンワールド海の中道はサメがたくさん泳ぐ大水槽がイチオシです。 福岡といえば海の幸、山の幸が豊富。福岡市のもつ鍋や水炊きは全国的に人気です。また豚骨ラーメンは博多、久留米、大牟田と微妙に違う味を食べ比べてみるのも良いですね。 珍味明太子は福岡を代表する味。柚子胡椒も全国区となりました。八女市で採れる八女茶、とくにお茶の最高峰「玉露」は一度味わう価値ありですよ。