岩手県のおすすめグルメ情報 20選
岩手県の概要
太平洋に面している東北地方に位置する県。県全域が豪雪地帯に指定されています。奥羽山脈の雪は雪質が良いため、スキーやスノーボードの大会が開かれることが多くなっています。 農業が盛んで、食糧自給率は106%となっています。三陸海岸は黒潮によって豊かな漁場として知られ、またリアス式の岩礁が海藻類の養殖に最適で、わかめとアワビの養殖は全国1位の生産高です。 青森県八戸市から岩手県沿岸を縦断して宮城県気仙沼市まで至る海岸線は「三陸ジオパーク」という地球活動の歴史を学ぶことのできるエリアに認定されました。 詩人、童話作家の宮沢賢治は花巻出身。花巻には賢治ゆかりの場所がいくつも存在し、観光客が訪れます。また花巻市は岩手県名物「わんこそば」発祥の地です。2月にはわんこそば全日本大会が開催されます。 南部にある平泉町は11~12世紀に東北地方の政治拠点として栄えたことから、中尊寺や毛越寺などの建築遺産が多く残されている地域です。また、北東部にある遠野市は多くの昔話が誕生した町。とおの物語館では語り部が遠野の方言で昔話を聞かせてくれます。
岩手県の観光
世界遺産である平泉市の中尊寺は長い戦乱で亡くなった人の霊を慰めるために開かれました。金色堂をはじめ3000余点の国宝、重要文化材が保存されています。同じく世界遺産の毛越寺も一緒にご覧ください。 三陸の海を肌で感じたい方にはこちらのコースはいかがでしょう。盛岡の奥座敷として親しまれている「つなぎ温泉」は、源義家が愛馬をつないで休ませたことから名付けられた温泉。雫石川をせき止めてつくった御所湖を見下ろすような景観を楽しめます。周辺には小岩井農場や盛岡手づくり村なども。宮古市の「浄土ヶ浜」は約300年前、宮古山常安寺の霊鏡和尚が『まるで極楽浄土のようだ』と感じたことから名付けられました。2001年には日本のかおり百選に選定されています。そして龍泉洞は日本三大鍾乳洞に数えられる国の天然記念物です。奥からこんこんと湧き出る清水が地底湖を形成し、ドラゴンブルーの湖水が幻想的な雰囲気を醸し出しています。 金ケ崎町の武家屋敷城内諏訪小路には江戸時代にこの地方を治めた伊達一族大町市の城郭跡が。この城郭跡を含む城内諏訪小路地区一体は国の重要伝統的建造物保存地区に選ばれています。
岩手県のグルメ
岩手県の美味しいもの、まずは「わんこそば」。南部地方に伝わる「そば振る舞い」がその原形と言われ、ゆでたてのそばを美味しく、たくさん食べてもらいたいというおもてなしの心から生まれました。食べ方にはコツがあり、おなかがいっぱいになったらタイミングよくフタをしましょう。盛岡市の「東家」「直利庵」などでいただけます。全国的に有名な「盛岡冷麺」は岩手県民のソウルフード。韓国出身者が故郷に思いをはせて作ったのが始まりといいます。盛岡冷麺の特徴は小麦粉とでんぷんからつくられた麺のつるっとした食感とコシの強さ。牛ガラなどで出汁をとった冷たいスープはコクがあり、キムチや卵、りんご、梨などをトッピングしていただきます。「銀河離宮」「こま食堂」などでどうぞ。 「じゃじゃ麺」は肉味噌とあつあつの平麺を豪快に混ぜていただきます。「不来方じゃじゃめん」で召し上がることができます。 「前沢牛」もぜひ食べていただきたいグルメ。平成2年からは県内の肉牛を総称して「いわて牛」として普及宣伝活動を行っています。 久慈市の郷土料理「まめぶ汁」は岩手県でなくては食べられません。小麦粉を水でこねてくるみや黒砂糖を入れて丸くしたものを野菜やかんぴょう、油揚げと共に煮干と昆布の出汁で煮込んで作ります。NHKの連続テレビ小説「あまちゃん」でも話題になりました。「地場食材レストラン 山海里」などで食べることができます。