愛媛県のおすすめグルメ情報 20選
愛媛県の概要
■愛媛を代表する観光地・道後温泉■ 愛媛県は、江戸時代には八つの藩に分けられており、伊予八藩と呼ばれていました。それぞれが独自の文化を発展させてきた経緯があり、今でも東予、中予、南予の各地方毎によって風習や方言が異なっています。 松山市は県内最大の都市で、四国有数の都会です。一方で観光客誘致にも力を注いでいて、松山市内に存在する道後温泉は年間70万人が訪れるという全国区に名湯の誉を轟かせている温泉地です。 道後温泉は、古くは『古事記』『日本書紀』に登場する由来深い温泉で、近年は夏目漱石の小説「坊っちゃん」にも登場したり、また重要文化財にもなっている本館は「千と千尋の神隠し」の湯屋のモデルとも言われるように、かつてより著名人・文化人の心を捉えてきた風情と活気に満ちた場所です。 さらに2017年には、かねてより建築が行われていた「道後温泉別館飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)」がグランドオープン。596年の聖徳太子の来訪、661年の斉明天皇の行幸の言い伝えをモチーフに、飛鳥時代の息吹と公共空間というという現代的趣向を取り入れた創意あふれる湯屋の設計で、2018年にはグッドデザイン賞も受賞しました。
愛媛県の観光
■愛媛の魅力あふれる観光スポットを紹介■ 愛媛には有名な城がふたつあり、松山市には松山城があり、そして宇和島市には宇和島城があります。このふたつは共に重要文化財に指定されていますが、その共通点は「天守が現存していること」。かつては日本中に無数を誇った城ですが、今もかつての天守閣を残しているのは全国でもわずか12ヶ所に過ぎません。そのうちのふたつが愛媛に存在し、古き日本の建築美の妙を現在に伝えています。城好きには無視できない県のひとつですね。 お城はもちろん自然探訪の上でも楽しさが満載な愛媛県。 特に知られているのがツーリングやドライブに最適な「四国カルスト」。日本三大カルストのひとつで、標高1000~1500mの高低緩やかな大地に自然が息づき、天空の道とも呼ばれる壮大な光景が訪れる人を迎えてくれます。「四国カルスト縦断線」のドライブは日本百名道にも選定された爽快な道行です。滞在してハイキングなどを楽しむのも乙な場所です。 登山やトレッキングが好きな方は、霊峰・石鎚山天狗岳を訪れるのも最高です。日本を代表する七つの霊山のひとつである石鎚山天狗岳は、修行者の開祖「役子角」によって開山され、多くの修験者たちが霊力修行のためにこもっていた山全体がパワースポット。源頼朝や豊臣秀吉も信仰していたという風格ある霊山で、山開きの時期には今でも全国各地から白装束の修行者たちが集まってきます。 また愛媛の自然を楽しむといえば、近年観光地としてもブランディングが進む「南予(なんよ)」エリアも無視することができません。熱帯魚や珊瑚がいる鮮やかな海浜と懐深い四国山地という山海の幸に恵まれ、マリンアクティビティーとトレッキングをどちらも楽しめる土地で、さらに内子、大洲、宇和といったレトロ感あふれる街が観光客を楽しませてくれます。
愛媛県のグルメ
■愛媛のグルメ■ 愛媛の味といえば、筆頭にあげられるのはもちろん「みかん」でしょう。「温州みかん」「いよかん」「デコポン」「ポンカン」「八朔」「甘夏」などなど生産品種多種多様のまさに地上に降りた柑橘天国。交配により愛媛オリジナルの柑橘類も生み出されており、まるでゼリーのような食感を楽しめる「紅まどんな」と、温州みかんのように袋ごと食べられる手軽さながら甘くシャキッとした歯応えを楽しめる「甘平」というふたつの新品種が特に知られています。 みかん以外には愛媛県の県魚にも選ばれているマダイの水揚げ量が多く、バリエーション豊かな鯛料理を楽しめる土地でもあります。よく知られているのは「鯛めし」ですね。これも大きく二種類に分かれ、東予や中予では鯛丸ごと土鍋に放り込んで米と一緒に炊き上げる調理法で、南予では特製のタレに漬けた鯛の刺身をごはんにのせてかきこむ漁師風の料理を鯛飯と呼びます。どちらも魚好きでなくてもほっぺたをいくつ落としてもおかしくない美味至極グルメです。 グルメファンにはご当地麺類に目が無い麺党の皆様も多いはず。ハイ、愛媛は麺類至上主義の方々も唸らせる麺グルメもたくさんあります。筆頭は、松山のソウルフード「鍋焼きうどん」。「鍋焼きうどんなんていくらでも食べたことあらぁ」と言うなかれ。愛媛の鍋焼きうどんは柔らかな食感のうどんに甘く煮付けた牛肉油揚げをふんだんにトッピングして食べる独特なもの。いりこと利尻昆布のだし汁で素朴なのに奥深く、なぜか深いところから力が湧いてくる名物麺類です。 そして愛媛の麺といえば「八幡浜ちゃんぽん」も当然外すことはできないでしょう。鶏ガラ、カツオ、昆布などでダシを取り、複雑なはずなのにあっさりとまとめた至高のスープ。太めのストレート麺に、たっぷり野菜と豚肉の炒め物を豪快にのせた食べ応えも抜群の逸品でございます。 塩ラーメン好きの人にはぜひ味わって欲しいのが、伯方の塩の発祥地、伯方島にて楽しめる「伯方の塩ラーメン」です。十七種の素材からとったダシに伯方の塩がほんのりとした塩味を加え、シンプルながら奥深い、塩ラーメンの海へと誘ってくれるでしょう。