奈良県のおすすめグルメ情報 20選
奈良県の概要
近畿地方に位置する県。盆地部以外は険しい山々が占めています。奈良盆地は大阪との距離が近いことから、昼間は大阪市や京都市へ通う人が多い地域です。吉野山地には世界遺産の大峯奥駈道・熊野古道(小辺路)があり、山岳信仰の霊地として古来から多くの人々が訪れています。 夏はかなり蒸し暑く、冬は厳しい寒さで山間部は積雪に見舞われることもあります。 県内には200mを超える巨大な古墳が6基も存在し、大倭古墳群と呼ばれます。また、古代からの神仏信仰の伝統があり、蘇我馬子が創立した飛鳥寺や聖徳太子が創立した法隆寺など多くの神社仏閣が見られます。2010 年には平城京に遷都されてから1300年目に当たることから「平城遷都1300年祭」が盛大に行われました。 世界遺産は都道府県としては日本最多となっており、1993年登録の「法隆寺地域の仏教建造物」や「古都奈良の文化財」など観光スポットが多く存在します。 奈良県では「やまと21世紀ビジョン」を作成して、「歴史の奈良・住まいの奈良・共生の奈良」を生かしたこれからの奈良県の将来像の実現を目指しています。
奈良県の観光
近畿地方随一の美しさと称えられる「みたらい渓谷」はエメラルドグリーンに輝く神秘的な淵です。吊橋から滝を上から眺める景色は絶景の一言。秋の燃え立つような紅葉はもちろん、水しぶきが眩しい夏もおすすめ。 明日香村の飛鳥寺は日本初の寺院として完成。鎌倉時代に伽藍の大半が火事で失われましたが、江戸時代に再建されました。日本最古の仏像「飛鳥大仏」は必見です。 奈良県営 馬見丘陵公園は15万本のひまわりが咲き誇る馬見の丘が壮観です。日本でも有数の古墳群と自然が楽しめます。 矢田寺(金剛山寺)は別名あじさい寺。境内に約60種10000株のあじさいの花が目を楽しませてくれます。本尊の木造地蔵菩薩立像のほか、多くの重要文化財が収蔵されています。 壺阪寺の新緑大仏は初夏の新緑の美しい季節にぜひ訪れてほしい。春には桜に包まれた大仏さまが、青葉の緑に包まれる姿を見ることができます。 奈良には縁結びスポットもたくさん。吉野町の吉水神社は義経と靜の悲恋物語の舞台として有名です。「義経潜居の間」「弁慶思案の間」などが今も保存され、彼らの心情に思いをはせることができます。
奈良県のグルメ
奈良の郷土料理、茶がゆをご存知でしょうか。ほうじ茶を炊き出したのち、茶袋を引き上げて米を入れ、さらっと炊き上げたものです。西日本では家庭で広く伝わってきましたが、聖武天皇の頃から各家庭で食べられてきたという記述があります。奈良市の「茶亭 ゆうすい」では旬の奈良産野菜を使ったお惣菜とともに楽しめます。 柿の葉寿司は昔から保存食として、端午の節句やお祭りのお祝い食として作られた郷土料理です。鯖のお腹に塩を入れて3週間ほど寝かせると程よく脂が抜け、味が良くなります。また柿の葉のタンニンに抗菌・抗酸化成分があり、保存が可能に。吉野郡川上村の大滝茶屋が最初に売り出しました。吉野路散策のお供にいかがでしょうか。 奈良のおいしいものと言ったら、三輪そうめんも忘れてはいけません。老舗メーカー直営の「池利三輪素麺茶屋 千寿亭」では、冷やしそうめんだけではなく、冬はにゅうめんでいただくことができます。奈良のお楽しみは古民家カフェでも。地元の野菜や玄米を使って、素材の味を生かした料理が楽しめます。吉野郡の「癒しの古民家カフェ月うさぎ」では春は山菜、夏は鮎、アマゴ、冬はイノシシ肉など。自然の中でホッとする時間を過ごしてください。